落武者グラインドさんを見に東方ライブイベント Grazy Crazy!! に行ったよついでに東方Projectの同人音楽関係の思い出

 東方Projectというと20年前くらいからファンではあるし、なんか昔はアレンジ曲とかもよく聞いていたような気がするけども、星蓮船あたりからそもそもPCでゲームをやらなくなったというかWindowsマシンを長らく持っていなかったこともあり同人STGそのものから結構遠のいてしまい、それは余談なんですけど。

 東方というか上海アリス幻樂団も音楽サークルでもあるわけだし、音楽との関連も実際深いジャンルではある。

 落武者グラインドのAgaiさんに「出るから来てくれ」と誘われて、前哨戦? オーディション? のような位置付けのライブを見に下北沢まで出かけたのが2月14日のこと。

 東方ライブイベントGrazy Crazy!!

 下北沢のライブハウスで一番になったバンドは5月に川崎のCLUB CITTA'で行われる大きいイベントに出られるらしいということで、応援がてら、東方関係のイベント行くの初めてだしそもそも同人音楽関係のイベントが初めてだなと。麦酒夜宴は別として。

 東方の同人音楽って元の曲のインパクトが強すぎるからかなんかめちゃくちゃやるイメージがあって、たぶん初めて触れたのはぐわんげが好きすぎる友人が持ってたCOOL&CREATEさんのSTG×STGというシューティングアレンジアルバムに入ってるネクロファンタジアのアレンジだったような気がするけど、当時は東方というか同人シューティングをそもそも知らなかったからなんかよくわからんゲームがまじってるって感じだったような気がする。C&Cさんはケイブラブもよかったね、東方じゃないけど。

 というか同人音楽っていうものも当時は全然知らなくて、ただ当時はエロゲとか自治体とかがいわゆる電波ソング的な変な歌をよく出していて、そういうの好きで作業中の耳栓代わりによく聞いていたというのもあり、その延長で東方にハマってからはアレンジも変なやつが公開されているのを見つけては聞いて、ちょいちょいメロンブックスでCDも買ってた気がする。東方ストライクも持ってたし。石鹸屋さんも名前は知ってたし。

 当時一番気に入っててずっと聞いてたのはこれ↓ 当時webで公開されてたんだけど、もう聞けないのかな。好きだったな、おてんば恋道中。

幻想Lama祭~毛玉Disc~+1 - 東方同人CDwiki

 それでまず2月に下北沢まで出かけて行きました。楽しかった。なんというか、変わんねえなこの人たちというか、いや当時と同じ人たちがやってるわけじゃないんでしょうけど(20年前だし)、ノリが変わらないというか。元が東方Projectの曲であるというレギュレーションが守れれば何してもいいみたいな雰囲気というか。20年経って人も入れ替わってるはずなのに変わんねえことあるんだ、というのが最初の感想でした。世代は交代してるよ明らかに若い人が多いし。昔からのファンが昔からの知り合いと集まって「昔と変わんないね」って言ってるのとは訳が違うよ。ライブとかやられてたのかよくわかんないけど、2006年くらいのよくわからないインターネット音楽のノリをそのまま今もやっててビビったんだよ。なんで変わらないんだ普通ボカロみたいに変化していくもんだろ。元がかなり頑固な同人ゲームだからかなぁ。

 そこでの落武者グラインドについては、いつもの感じといえばそうなんだけど、明らかにプレゼンテーションの一言目から会場の雰囲気を全部持っていっていました。世界観やステージの作り込みがすごいバンドは他にもあってすごいなと思ってましたけど、明らかに異質な落武者のプレゼンから始まるなんもわかんねえパフォーマンスが完全に会場を支配していて、これはすごいわと。

 結局その感覚は審査員含む会場の人たちも共有していたものだったらしく、めでたく落武者グラインドは審査を通過してクラブチッタに出演できることが決定しました。本当に驚いたし面白かった。

 5月。川崎CLUB CITTA'。夢の舞台というのは(プレゼンで)聞いていたけど思ったより大きい会場と人の入りでちょっと驚く。

 さすがにバンド演奏としてクォリティ高いというのもあるけど、15年以上ジャンルから離れていたので原曲を知らない事も結構あるけど、なんか逆にわかる曲も多くて、15年以上経っても愛されている曲がたくさんあるからこうやってアレンジ曲のイベントが続いているんだなと感慨深いところもあり。

 シューティングってそもそも限られた選ばれし者しかエンディングに到達できないという、現代の感覚からするとかなり尖ったゲームのジャンルなんですよね。私はそういうもんだと思ってるしシューティング大好きな割にはエンディングまでいったことのあるゲームって片手で数えるほどしか無いんだけど、「買った人が全部を楽しめないのは欠陥だろ」と言われるとどうしようもない。んだけど、そういう極まったジャンルの中でも東方は派手だけどノリでいける弾幕シューティングというジャンルの中で特異なくらい精密な操作を要求してくるという、それはそれでまた異質なゲームでかなり人を選ぶと思うんだけど、これだけ人気あって普及していて、すごいよねと思うことはあって。

 それが割とそのまま同人音楽の雰囲気にも現れている感じがしますよね。別に、原作がどうだからこうとかではないというか。東方をきっかけに怒首領蜂とかにハマる人とかは昔もいましたけど、逆に別にゲームやんなくてもイラスト描いててもいいし、曲をアレンジしても演奏してもいい。歌詞を作って歌ってもいい。あわよくばこれを機にシューター人口増やしたいという思いも湧くけども、そういうアレはアレだし、もうなんというか、原作に興味を持ってもらえたら満点、それ以上のジャンルにまで波及したら満点の上までいっちゃいますよ。

 CLUB CITTA'でのライブについては、いやさすがに選ばれただけの事はあるんだなというか。全部見たわけではないんですが見た方々はみなさますごい完成度でした。

 途中からフロアになんか気合いの入った服装のかっこいい人がいらっしゃって、ずっとすごいなーと思っていたんですが、その方は落武者グラインドのステージの仕掛け人だったらしく、クライマックスでだいぶ驚きました。幽香のコスプレだったのは言われるまで気付いてなかったけど言われてみればそうだわ。

 私は落武者グラインドのこのネタを過去の麦酒夜宴で似たようなのを見たことあったから「始まったな!」って思いながら見てたけど、周囲でブチギレている人とかがいてちょっと面白かった。

 落武者グラインドについてはKimさんの謎の迫力あるボーカル、「実はこれを見せたかった」と言われるだけはあるTifaraさんの迫真すぎる演技、これがあるとなんか全部まとまって見えてしまうBossさんの演奏、めちゃくちゃなのにやたらきっちりしているAgaiさんの企画と進行が噛み合って、出だしの後ろ向きなナレーションが全部反転するような痛快なパフォーマンスが実際ステージ中は何やってるのか全然わかんないけど面白かった。私はこういう、迫力で押し切る演出に弱くてな。わからん。パワーで笑わせてくれるとうれしくなる。

 初めての同人音楽イベント参加だったけど楽しかった。

 東方紅魔郷の移植版たのしみですね。