Chants of Sennaar

  RTA in Japanで走られているのを途中まで見て、あまりにも面白そうだったので見るのを中断して即買って遊びました。やってよかった。

『Chants of Sennaar』

Steam https://store.steampowered.com/app/1931770/Chants_of_Sennaar/

Swithc https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000060399

 そういえばNintendoのIndie Worldで見たことあったわ。

 主人公は出てくる人たちと言葉が通じない状態で、何を言っているのか最初はわからないけれどなんとなく解読していって、なんとなく次の階層に進むのを目指す。次の階層ではまた別の言語が使われていて、またなにもわからない状態からスタートするんだけどたまに階層間で交流していた痕跡があったりして、そういうのもヒントにして解読して攻略していく。

 最初は本当に出てくる街の人たちが何を言っているのかわからないし看板も読めないのでわけわからないんだけど、特に序盤は丁寧にどうやって単語の意味を推測していくかを導いてくれるので意外となんとかなっていく。

 基本的に1単語1文字になっていて、文法がわかってくると動詞の字形はこうとか、代名詞はこんな形とか、地名はこんな形とか、これは定冠詞とか、そういう推測もできるようになってくる。推測した単語の意味はメモをとることができるので、どうメモするかも考えるのが楽しい。「あっち」「身分」「動作」「人がほしがってるやつ」

 ある程度の推測が立つ状態になると主人公が言葉の本当の意味をひらめくけども、多くは主人公が描いたイラストに文字を当てはめていく形になるので、イラストの意味がわからなくて困ることは結構あるし、本当の意味と推測 した意味が全然違うこともある。

 ストーリーが進むと異なる言語の間で翻訳するシーンが出てきたりする。言語によって文法が違ったり直接的な単語や代名詞が存在しなかったりと色々あって、あと別の言語の解読中に前の層で使ってた言語の文法なんてもう覚えてなくて困ったり、そういうのがリアリティあって楽しかった。

 ストーリーも、バベルの塔に着想を受けたって紹介にあったけども、バラバラになった人たちを言葉でつないでいくという、いい話でした。それぞれの階層に住む人たちにどういう歴史があってどういうコミュニケーションの齟齬があって現状に至ったのかという部分も丁寧に作られていそうで、色々と推測できる部分がありました。そういうところも攻略に役に立っている気がする。

 クリア時間はだいたい10時間くらい。言葉が理解できても何もわからないことがあって、そういう時は結構時間かかった。

 とにかく「看板単語1」「看板単語2」「右上のやつ」とかでもいいので何かしらメモを書いておかないと新規単語かどうかもわかんなくなる。というのわかっていても面倒だし、手を抜いて後悔したりするんだよな~