マリオカートワールドが楽しい

 ひたすらたのしい。運よくSwitch2を手に入れてから40時間ほどずっと遊んでいる。

 そもそもあまりゲームはうまくないので最初は150ccのグランプリなんて全然勝てないので100ccのグランプリで遊んでキャラクターやコースなどの要素を開放していく。それでもところどころ1位を取れないくらいには慣れていなかったし、今回のNPCってキノコでショートカットとか普通にやってくるのね、すごい。

 その後はもう、ひたすらレースせずにフリーランで走りまわっている。マリオカートワールドはこのフリーランが面白すぎる。

 フリーランではコースでもコースの間の道でも草原でも海でも、どこでも自由に走ることができる。コースとコースの間はグランプリやサバイバルで走る場所もあるし、普通にコースになってないのがもったいないくらい走り応えがある場所もあるし、おばけぬまやバニラレイクみたいにSFCの初代マリオカートのコースを再現した場所もあったりする。普通のオープンワールドゲームでも世界をただ歩き周るのは大好きだけど、これが車(カート)での移動となるとまた一段と楽しい。そりゃあドライブは楽しいに決まっている。普通の段差は登れないなどの車らしい制限はあるけど、それは目的の場所にどうやって行こうかというパズルにもなっていて、これはこれで楽しい。

 至るところにコインやPスイッチが配置されていて、それを探すのも楽しいし、Pスイッチはちょっとしたレースやトリックのチュートリアルにもなっていて、おおむね私でもクリアできる抑え目の難易度になっていてうれしい。最初はPスイッチちょっと面倒だなと思ってたけど、やりはじめると見かけ次第チャレンジするようになって、未クリアのPスイッチを見かけると嬉しくなるようになった。ひととおり見えるところのPスイッチはクリアしたかな~と思っていても走っているとまた見つかることがある。もう250個くらいクリアしてるけど一体いくつあるんだ。

 あとはこう、地理的な興味からいくつかある川の水源や河口を探してみたり、ひたすら線路を辿ってみたり。雪山の雪解け水が地面に染み込んで岩を溶かして鍾乳洞を作っていて、その水が河口付近で人工湖に貯められて都市や工場の水源になっているなど、別に都市のシミュレーションゲームではないけどもこの世界の営みを感じられるような作りになっている。

 適当に走っているとたまにレースのキャラクターがカートをぶっとばしていることがある。こいつらを単に追いかけまわすのも結構楽しい。麓からロゼッタ天文台に登る途中でよくロゼッタが壁にガンガンぶつかりながら降りてくることあるけどあれはなんなんだ。それと、コースをひたすら周回している名前のないカニとかクリボーとかのキャラクター、あいつら妙に速いんだけどなんなんだ。本気で走ってもなかなか追い付けないぞ。

 という具合に本当に気ままに走り続けているうちに操作に慣れてきて、150ccのグランプリでも普通に勝てるようになってきた。やっぱこういうの単純に慣れなんだな。

 でもやっぱりフリーランが楽しい。レースしなくてもいいって最高だ。レースゲームたまにやるけど、レースじゃなくて単に走るのが好きだったんだな。それはそうか。

 カニがお気に入り。