蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

  たまに曲だけ聞いたりしていたけど本格的にハマりだした。

https://www.lovelive-anime.jp/hasunosora/

 ラブライブの新しいの初まったんだ〜と名前だけは当初から知っていたものの、楽しみかたが他のコンテンツとは全然違うしなんか気付いたら始まってるしものすごい勢いで曲が出ているし、よくわからないまま半年以上が経っていた。

 実際蓮ノ空は変わったことをしていて、アプリ「Link!Like!ラブライブ!」上での配信主体で進んでいくので外からは何が起きているかわかりづらい。私がアプリをインストールしたもの11月とか12月とかだった気がする。

 アプリ上では週に3回くらい30分程度の雑談配信みたいなものがある。コメントを拾って相互にやりとりしたりもする。月に1回はライブステージもある。どちらも裏ではリアルタイムに演者が演じているらしく、初披露の楽曲などはちょっと不安定だったりして、妙な臨場感がある。ここだけを見るといわゆるバーチャルアイドル的なやつに見える。スクールアイドルのただのファンとして楽しめて、これだけでも成立している。

 配信とは別に「活動記録」がある。これはいわゆるストーリーで、ライブ配信やステージに至るまでの経緯が語られている。ファンからすると触れることのない裏側だけど、普通だとここがメインになりそうなところ。

 一番特徴的なのは、これらが全て現実の時間と連動していて、現実の2024年3月18日は蓮ノ空の世界でも2024年3月18日になっている。なので2月のストーリーで起きた事は2月の配信やライブの内容にも影響してくる。裏側の物語とファン目線をそれぞれ別に、同時に楽しむことができるようになっている。これによって他のアニメなどで度々感じていた「なんでライブシーンだけ観客目線なんだ」という違和感を解消しているような気がする。

 それと、現実とつながっているので配信では最近読んだマンガの話とかも出てくるし、アイカツコラボの時は「昔あそんでたよね」という話も出てくる。

 ライブステージも現実的に作られていて、光があれば光源があるし、セットの櫓も組まれてるし、衣装は基本的に着替えないし、水も飲むし、暗転して入れ替わる様子がうっすら見えたりする。この辺のリアリティの演出は最近の流行っぽい。ただカメラだけは結構ファンタジー。

 あと現実のロケーション、金沢城公園や海岸や石川県立図書館の中でライブしてたりするのはバーチャルならではという感じ。図書館のときはちょうど改装中だったのもあってリアリティあった。

 このあたりの演出で、なんとなくライブの何が楽しいのか、何を楽しんでいるのか、というあたりがわかるような気がした。最近は演者側からも客席が見えるようになっているらしい。確かにライト振ったりはできるけども、どうなってるんだろう?

 アプリではゲームも遊べるけど、これによってライブや配信の特典がちょっともらえたり、カバー曲で遊べたりする。なかなかとっつきにくいけどほぼ全部スキップでもなんとかなるし、遊んでみると意外と楽しいところもある。育成に使うアイテムのドロップはものすごく渋いけど今後緩和されるらしい。

 YouTubeの公式チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCxUgvwrVfqVpyak4cuKcevQ)では一部の楽曲や、アプリ内で見られる配信やストーリーが一部公開されている他、毎週金曜日に「せーので!はすのそら!(せーはす)」という声優コンテンツが更新される。これも結構面白い。(けどまだ花宮初奈さんしか顔と名前が一致してない)

 最初のうちは曲だけ聞いていて、それから配信を見るようになり、せーはすを見るようになり、ストーリーを追いはじめ、最近はゲームも遊ぶようになってきた。全部のコンテンツがリアルタイムに連動しつつそれぞれ単体でも楽しめるようになっているので、なんだかんだやっているうちに全部を見るようになってしまった。それぞれの段階でそれぞれの面白さがあって良かった。

 ただストーリーは面白いものの、基本的に1ヶ月で1〜2話で現在18話、1話あたり1時間程度あってライブとも連動しているので実質2時間ずつという結構大変なボリュームなので、後から追い掛けるのは結構大変だし、リアルタイムで追うのも結構大変ではある。というか曲も多いし全部が多い。どうやって作ってるんだ。そろそろ2年目に突入するけどこれどうなるんだ。これからも楽しみです。