八幡屋磯五郎

 


 日本三大七味唐辛子のひとつ、八幡屋磯五郎にハマった。

 長野出身の新田恵海がコラボグッズとして出していたので存在は知っていたものの、あまり辛いものを食べないので敬遠していた。けどここ数年で長野の友人宅に時々遊びに行くようになり、道中の道の駅で鍋焼きうどんを食べた時になんとなく入れてみたらおいしかった。普段は飲食店の調味料の類を使うことはほとんど無いのに今回使ったのはネームバリューのおかげだ。

 そもそも長野の飲食店では七味唐辛子といえば八幡屋磯五郎の缶が置いてあるのをよく見かける。それだけ多くの人に当たり前に親しまれてきていたのだろう。新田恵海も激推ししてるし。

 七味唐辛子の違いなんて意識したことなかったけどとてもおいしかった。

 おいしかったのでお土産屋でひとつ買って帰ってきた。さっそく味見してみて、あまりの辛さにちょっと後悔した。そもそもそれほど辛いもの好きでもないし、これは使い切れないかもしれないと思った。

 けれど料理に使うととてもおいしくなった。単体で舐めても良さはわからないものだった。特にうどんというか、きつねうどんとの相性が良いと思う。具なしより油あげがある方が合う。辛いけど、結構な量を入れても辛すぎずおいしくいただける。缶の口も大きくてそれなりの量が出るようになっている。

 寒い季節に唐辛子で熱くなり気持ちは良いけどものすごく汗が出るのですぐに寒くなる。入れすぎかもしれない。夏に汗かきながら食べるのも楽しいかもしれない。

 八幡屋磯五郎は1缶に2袋入っていて、1袋目を2ヶ月くらいで使い切った。そして2袋目を開けたところ、やっぱり開封2ヶ月後と開封直後では鮮度が違うように感じた。やはり密閉度がさほど高くなさそうな缶では香りは薄まってくるんだろう。これはもう仕方ないので次の開封を楽しみにしよう。