初めてバスケ(B.LEAGUE)を生で見た

 

会場の越谷市立総合体育館

 テレビやネット中継ではたまに見るけどもバスケを生で見たことが無い。という話をしていたらおがたさんに「比較的チケット取りやすいB2がいいんじゃないかな。アルティーリ千葉と越谷アルファーズがおすすめ」と言われて、なにもわからないけどいっちょ見てみるかという感じ。

 両方が当たる試合もあるけど、一番近い日程で行けるやつに行ってしまおうということで開幕3連勝していた越谷アルファーズの4戦目を見に行くことにしました。越谷アルファーズ対青森ワッツ。などと言っていたら残席わずかになってしまっていてちょっと焦った。人気だ。

 チケットはB.LEAGUEチケットという専用のサイトに登録して買える。電子チケットの場合はスマホアプリを入れるとそこに情報が反映される。今風でお手軽ですね。

 B.LEAGUEのサイトもチケットサイトもアプリも結構色々な情報が載っていて、これを見るだけでもそれなりに楽しめそうな気がする。このあたりの作りがテーマパークみたいだと思った。

越谷アルファーズのページ
https://www.bleague.jp/club_detail/?TeamID=745&tab=1
知りたい情報全部あるのではという気がする。

 YouTubeのB.LEAGUE公式チャンネル(https://www.youtube.com/@BLEAGUE)もフォローしてるとシーズン中はとんでもない数のダイジェスト動画が流れてくる。広報の力の入れ具合がすごくて、「何も知らなくても追いかけてみようかな」という気にさせてくる。

 事前の話はいいとして会場に到着。

 体育館の椅子についてる席番号とバスケ会場としての席番号が別々についていて少々ややこしい。案内図と床のガイドと席の数を数えながら探すことになった。体育館側のナンバリング仕様がそもそもややこしいので致し方なし。

 売店ではシャツやぬいぐるみやタオル、ネギみたいなやつ(応援グッズ)が売ってた。飲食物は焼きそばやからあげやなんか高級カツサンドみたいなやつ、ビールやサワーもあったけどソフトドリンクは瞬殺していた。まあペットボトルの自動販売機がたくさんあったのでそっちでなんとかということか。

 選手紹介、チアによる応援インストラクション、コートでのアップなどがあって試合開始6分前に全選手一旦退出。このあたりの流れは会場でないと見られないのでなかなか新鮮。

 試合開始直後、特に競ったわけでもない普通のリバウンドを取る動きを見ただけでもうプロの身体の動きや柔軟さに驚く。このへんは映像で見てもすごいのはすごいんだけど、どこを見るかを選べるというところに現地観戦の魅力があると思う。

 現地で見たコートは案外小さく、通常試合中の瞬間瞬間ではコートの半分しか使わないため半コートに10人がひしめくことになるが、状況の変化スピードが速いためボールの周辺だけを見るとコートがとても広く感じる。この全体のスケール感も現地ならではだと思う。

 試合中は常時MCがオフェンス/ディフェンスの切り替わりや審判の裁定を教えてくれる。スコアボードは位置的に見づらかったけどメインスタンド側だったので審判員席のファウルカウンターやポゼッションアローが見やすかった。こういう風に表示されるんだなーと。

 タイムアウトの度にチアリーダー(アルファヴィーナス)が出てきて盛り上げてくれる。よく見るとこの人たちも動きがすごい。柔らかくて強い。あとハーフタイムに出てきて3Q始まってすぐのタイムアウトでもう衣装チェンジして出てきてたのすごいと思ったけど15分くらい経ってたかもしれない。

 アウェーチームのフリースローの時にブーイングするのは知ってたけど実際に見ると面喰らう。けどチームとして煽ってたしそういうものらしい。4Qくらいになると1点を争う展開なのもあってもう盛り上りすぎてブーイングなのか大歓声なのかよくわからなくなっていた。おもしろい。

 試合展開としては越谷がリードといっても1点差程度の僅差が続き緊張感があった。スリーポイントが本当に試合を左右するなという印象。お互いにスリーを打たせないように、隙あらば狙い、なんかちょっと無理に打ったやつは当然のように外れるし、一方で入ってしまうこともある。これはゴール下に切り込む時もそうだけど、当たり前のように入る美しいシュートもいいけど、無理気味に突っ込むとそれはそれで盛り上がる。盛り上がると単にうれしい。ホームの有利っていうのはこういうのなんだろう。

 せっかくなので試合終了後、両チームの選手が退場するまで眺めてきた。試合時間は2時間半くらい、おおむね1Q30分くらいといったところ。これくらいなら気楽に楽しめる気がする。

 一番印象的だったのはやっぱり試合中の半分空のコートかもしれない。その隙に空いてる方の制限エリアをスタッフとユースチームの人たちがモップかけたりして、改めてバスケがどういうゲームなのかということを意識させられた気がした。