キャラクタークリエイトで悩む

  ゲームのキャラクタークリエイトが面倒くさい。なんかうまいことやっておいてくれないかと思う。

 なので例えばモンスターハンターやポケモンをやっても主人公はほぼカスタマイズしないまま初めることが多い。まあこれらはそれほど自分を見ることが無いし、主人公は喋らないし、デフォルトがそれほど癖が無いのであまり気になることはない。モンハンはどうせ装備で見えなくなるし。

 キャラクタークリエイトじゃないけど名前を付けるだけでも困ることもある。「ラブプラス」は本名プレイを推奨していて、推奨する気持ちもわかるしその方が楽しそうというのもわかるので試してみたが、序盤のストーリー部分での主人公は妙に主張が強い。あまりにも自分とかけ離れていたので別の名前をつけてやり直したことがある。

 自分の名前がついた人物が自分っぽくない言動をするのには抵抗がある。逆に、自分の名前に引っぱられて自分っぽいロールプレイをしたくなってしまうことがあり、攻略に支障が出ることもある。気がすすまないことはやりたくないものだ。

「原神」も結構困る。原神はキャラクタークリエイトは無いが名前はつけないといけない。デフォルトの空/蛍でもいいのだけど、オンラインマルチプレイが存在する関係でデフォルト名は使いづらい。かといって自分の名前を付けるにしてはキャラクターが立っている。なんとかストーリー上の主人公とオンラインの識別子を別にできないものか。

 同様にスマホゲームの類はだいたい設定やストーリー上の主人公の名前とオンラインでの識別子が同じになってしまい、例えばプリコネRで私が所属しているクランバトルやらないクランにはユウキくん(アニメ主人公の名)がたくさんいるという状況になる。この主人公も滅多に喋らないけど印象が強いキャラクターなので無難な名前にしたい気持ちはわかる。

 ゲームではないけどTwitterなどのSNSのアイコンはずっと自分で描いたイラストを使っているが、自分のイラストは不思議とどれでも自分だと認識できる。それ以外のアイコンを使ったこともあるが違和感があってすぐに戻した。すぐに慣れるのだろうけれど、SNSの自分はまさに自分なので、それを自分だと思えるかどうかは重要だった。

 でもゲームはゲームなんだから、違う自分になるのも楽しいのでは? と思ってモンハンライズでは普段の自分では作らないようなキャラクターを作ってみた。それなりに気に入っていたが、たまに顔が見えるシーンで「おお???」となることはある。若干の違和感があるが、まあモンハンなのであまり気にならない。

 FF14でもいつもと違う感じを目指してみたが、FF14の場合はキャラクタークリエイトそのものが何故か若干面白い。角のある種族、耳が特徴的な種族、尻尾がある種族、ウロコがある種族、それにそれぞれ顔に傷や模様があったり、尻尾の長さや太さを調整できたりして、これだけで結構遊んでいた記憶がある。当初は筋骨隆々のマッチョを目指して作っていたが、ひととおりの要素を試しているうちに何故か小柄な女性になってしまった。このキャラクターも普段なら絶対に作らないようなキャラクターだったが、何故か「これが自分だ。私はこれでいこう」という気分になってしまい、結局そのキャラでスタートした。好きなキャラクターとも違う、謎のハマりがあった。その後も違和感無くプレイしている。

 ポケットモンスタースカーレットでもキャラクタークリエイトがあるが、ポケモンの主人公は「チャンピオンを目指すポケモントレーナーの子供(学生)」という属性が強く、一定の方向性のあるキャラクターができあがる。つまり大人しそうな感じにするのは難しい。これもこだわってみようとしたものの、「こんなものか?」という感じ。自分が何を目指しているのかよくわからなかったし、ピッタリくるものもなかった。難しい。けれどそのキャラクターで冒険しているうちに違和感が消えていって、クリアする頃にはいい感じに見えるようになってきた。そういうこともある。ポケモンは対戦などの度に自分を見る機会が多いからかもしれない。主人公は喋らないし。

 そういえば性別をどっちにするかで迷うことも結構ある。基本的には男キャラを使うことが多いがルーンファクトリーは女キャラと結婚したいので男、原神はかわいいし喋りが面白いので女。ポケモンやモンハンは半々な気がするけど、モンハンに関してはどっちの装備がかっこいいかによって決めたい。けど実際にはプレイ前にそれはわからないのでなんとなく半々になっている。でもモンハンってだいたい女キャラの方がかっこいい装備が多いんだよな。4は男が良かったけど。

 ポケモンバイオレット/スカーレットは男女専用装備みたいなものがなくてそういう悩みが無いのはいいけど、そもそも基本的に制服なので遊べるところが少ない。FF14も男女専用装備の制限が徐々に緩和されているらしく、それは良い。ただタフガイにメイド服を着せたいのかという問題はあるし、私もメイド服は好きだけど自キャラに着せるのは何故かあまり気が進まない(似合わなかった)。

 結局、この自キャラ、キャラクタークリエイトの悩みというのはロールプレイの一種のような気がしている。